卵(たまご) | 峰シェフの健康レシピ

卵(たまご)

たまご プルルン。。



さて、皆さんは週に何個卵を食べますか?
私は毎日食べる様にしています。


日本人は世界でトップ3に入る程、卵を食べているそうです。
中でも生で食べる習慣がある国はあまりない様です。
私は生でゴクリも好きです。。


レストランで働いていると様々な場面で卵が出てきます。
私は卵ほど不思議な食材はないと思います。


卵白と卵黄でそれぞれが多様に形を変えますし、
多くの調理法に対応しますし、料理のいろいろな所に
顔を出す縁の下の力持ち的な存在ですし。


余談ですが、卵黄は約65℃卵白は約70℃で固まる性質を活かすと料理が楽しくなってきます。


●すばらし過ぎる栄養価●
まさに完全栄養食品です。ビタミンCと食物繊維以外は満遍なく含まれています。


たんぱく質、脂質、リン、カルシウム、鉄分などの無機質、ビタミンA・B1・B2・D・Eなど…

中でも卵のたんぱく質は、とてもとても良質で、しかも吸収率が非常に高いです。


たんぱく質を作るうえで大切な8つの必須アミノ酸がバランスよく含まれています。
たんぱく質の王様たる所以ですね。


メチオニンは、必須アミノ酸の一種で、肝臓でアルコールを分解するときに必要な成分です。
二日酔いの薬には必ず入っているほどで、他の食品に比べてタマゴに非常に多く含まれています。
がん予防にも効果がある事がわかってきました。


卵黄に含まれているコリンは、脳を活性化する脂質で、ボケ予防記憶力アップに効果があると言われています。
また、血液を固まりにくくする働きがあり、お肌の老化を防ぐ効果もあります。


卵黄にはレシチンという脂肪酸が含まれ、血液の悪玉コレステロールを減らす働きがあると言われています。


もう声を大にして言いたいです。  「たまごは1日1個食べましょう!」
(時間がない時はゴクリで!←私の周りの人は嫌がります。。)


●コレステロール●
卵1個(約50g)にはコレステロールが約210mg含まれています。


卵=コレステロール=悪者という図式があるようですが、心配いりません。


健康な人なら、少し多く摂りすぎても、体内でコレステロール値を一定に保つ機能が働くので、
それほど神経質になる必要はありません。


1日3個を2週間、1日10個を5日間食べつ続けても、コレステロール値は変わらなかったという実験結果もあります。
卵にはコレステロールを下げる効果のあるオレイン酸も豊富です。


タマゴ1個は、わずかに81kcalと低カロリーです。
きちんと栄養をとる事ができ、体力をキープしてダイエットできます。


私はコレステロール値が平均より低く逆に危険信号が出ていました。
コレステロール値が低い人の方がガン死亡率は5倍だそうです。。

卵たべます!


●新鮮な卵の見分け方●
これはもう割ってみるしかないです。

食塩水の中に入れて横向きに沈むのは新鮮だというのもありますが。。


卵白に注目して下さい。
新鮮な卵は、卵黄を包む「どろっとした卵白」が盛りあがっており、外側の「水のような卵白」が少ないです。

そして卵黄も盛り上がっていれば文句なく新鮮です。


●殻や黄身の色で栄養価が変わる?●
一般的に卵の殻や黄身の色の違いによる栄養価の違いはないとされています。


どの様な環境で飼われていて、どの様な餌を食べているかで変わってきます。


でも、茶色い殻の卵に惹かれてしまうのはなぜでしょうか…


●卵の値段●
卵は物価がとても安定している物価優等生ですね。

しかし去年(平成16年)は変動が激しかったです。覚えていますか?


1月あたりは、戦後最安値の約95円でしたし、年末にかけては鶏インフルエンザの影響で
約260円まで高騰しました。

いつまでも、身近な栄養食品でいて下さい。


●卵料理あれこれ●
生卵、ゆで卵、卵焼き、目玉焼き、ポーチドエッグ、温泉卵、オムレツ、
オムライス、茶碗蒸し、ダシ巻き卵、厚焼き玉子、薄焼き卵、親子丼、煮卵、


カニ玉、ニラ玉、キッシュ、サバイヨンソース、ゴーヤチャンプルー、伊達巻、
ピカタ、しゃぶしゃぶにつける、とんかつの仕込み、マヨネーズ、卵スープ、


ポテトサラダ、お好み焼き、カルボナーラ、つなぎに使う、海老しんじょう、
タルタルソース、卵酒、ミモザ、プリン、クレープ、ドーナツ、
ケーキ全般…ふぅ。書ききれません。。



また長くなってしまいました。。最後まで読んで頂きありがとうございました。



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