鰤(ぶり) | 峰シェフの健康レシピ

鰤(ぶり)

ぶり 向かってきます。。


ぶり大根 煮込み中。。


ぶりを漢字で書くと「」という字になります。
師走に最も美味しくなるので、魚へんに師と書くそうです。


12月~2月までの厳寒期が旬で、この時期のものは「寒ぶり」と呼ばれて珍重され、
古くから真冬の味覚の代表として賞味されています。


皆様はもう食しましたか?私はまだです。。


●縁起よい出世魚!●
武将は出世する度に名前を変える習慣があり、ぶりの様に成長と共に呼び名が変わる魚は出世魚と言われて縁起物扱いされました。


関東では、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリの順で呼ばれますが、
関西では、ツバス→ワカナ→ハマチ→メバル→ブリと名前が変わります。


関東では、養殖のぶりを大きさと関係なく「はまち」と呼ぶ習慣もあるため、ややこしくなっています。

日本各地で様々名前で呼ばれますが、 成魚の名前が「ブリ」だという事だけは共通しているようです。


●頭から尾まで●
ぶりは捨てる所がない程、1尾を余す所なく調理できます。

刺身はもちろん、ぶりと言えば「ぶり大根」ですかね。。


脂ののったぶりと、やわらかな大根のおいしさを味わう定番料理ですが、ぶりはもちろん、うまみのしみこんだ大根も、醍醐味です。


調理も幅広いです。
塩焼き、照り焼き、煮付け、西京漬け、わら巻ぶり、塩ぶり、干しぶり、薫製、缶詰、
かぶら寿司、 巻きぶり、ぶりしゃぶ、ぶり雑煮、ブリテキ…


●注目の栄養素●
まずは、良質のたんぱく質と脂質が豊富です。
ぶりのうまみは、脂肪とヒスチジンやトリメチルアミンオキサイドなどです。


その他、ビタミン類(A、B群、D、E)が豊富なのも特徴で、
ミネラルも鉄が血合い部分に多く含まれています。


ぶりにも、はまちにも、EPAやDHAが豊富に含まれています。
EPA・DHAは以前にも書きましたが、動脈硬化、高血圧を予防し、脳細胞を活性化させます。


また、脂肪を減らし、肥満対策にも効果があります。


まだあります。POAです。聞いた事ありますでしょうか。。
POA(パルミトオレイン酸)は、脳の血管を丈夫にします。


冬のぶりは、おいしいばかりでなく、成人病を初め、様々な病気への予防効果が高く、
とてもありがたい魚ですね。


食べましょう。


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